ファミリーサポートを利用してみた(小平市)
気になっていたファミリーサポートをついに利用しました。
ファミリーサポートとは、養成講座を受講した一般の方が、育児や介護のお手伝い(有償)をしてくれるというものです。
運営は各市区町村によって行われており、小平市の場合は、市から委託された社会福祉法人によって実施されていました。
私の目的は、仕事復帰した後の保育園のお迎えについてでした。といっても、常にお迎えを頼むのではなく、電車遅延などで閉園までに行けない場合のみ頼めたら良いと考えていました。
ホームページを見てもこういった詳細は載っていなかったので、ひとまず登録してみることに。そして、あっさり無理と言われました。
依頼はファミリーサポートセンターが閉まる17:00までにする必要があるそうで、電車遅延がわかるであろう勤務終了後の時間ではもう手遅れのようです。残念。
しかしせっかく登録したので、私のリフレッシュという名目で娘の預かりをお願いしてみました。
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①会員登録
まずは会員登録。月に2,3回実施されている、ファミリーサポートセンターの登録説明会に出席しました(要予約)。
開催地は、ちょくちょく行っている家庭支援センターと同じ建物内だったので、迷わず到着。参加者は7,8名で、0歳1歳くらいの赤ちゃんを連れたお母さんの他に妊婦さんもいらっしゃいました。
また、会場は学校の教室のような部屋でした(というか、廃校した建物を使ってるようなので、まさに教室)
説明会は、まず説明を聞き、その後で登録用紙への記入を行い提出という流れでした。説明自体は1時間弱、その後はひとそれぞれです。
説明は「会員のしおり」という冊子に沿ったものだったのですが、娘が暴れており全然集中できず。似たような方が他にもいらっしゃいました。こんなんで良いのだろうか。
一応、家に帰った後で「会員のしおり」を読み直しました。別途メモ→ファミリーサポートの決まり事(小平市)
なお私の住んでいる駅は、需要に供給が追い付いていないというようなお話がありました。保育園といいファミリサポートといい。
②ファミリーサポートセンターへの利用依頼
会員登録を終えたら、ようやく利用の依頼をすることができます。
会員登録時に行うこともできたのですが、その時にはまだ何も考えていなかったので、後日電話で依頼することにしました。
いただいた冊子に依頼手順が記載されていたのですが、まず氏名を名乗るとのことで
『「利用会員・〇〇町の〇〇〇〇です」(同姓同名の方もいますので町名からお願いします)』
となっていました。
町名と名前・・・!その通りに伝えましたが、これ笑ってしまったのは私だけだろうか。地元商店街の集まりかのようです。
主人に相談したところ、知らない人が家に1人でいるのは嫌ということだったので、預ける場所については相手宅を希望することに。
私はあまり気にならないのですが、普通は気になるのかな。
希望を伝えたところ、0歳の赤ちゃんを相手宅で預かってくれる人はとても少ないというお話でした。家が赤ちゃん仕様になっていないそうです。そりゃそうだ。
渋い反応だったので、主人を説得した後で再度依頼することも考えましたが、一応探してみてほしい旨を伝えました。
離れた場所も考慮に入れないと難しいかもしれないとのことで、どのくらい離れてOKか聞かれました。
家から駅の間と答えたのですが、難しそうな反応に申し訳なくなり、駅から半径1km以内という、結構な広範囲を伝えてしまいました。うっかりです。
電話した日から3週間後の13:00~15:00でお願いしました。相手宅で預かってくれる人がとても少ないというお話だったので、 複数日を提示して良いか確認したところ、むしろ歓迎ムードでした。
確か「この週のどこか」のような広い希望を出した気がします。なんてったってリフレッシュ目的ですからね。いつでも良いのです。
娘の名前、目的、事前打ち合わせが可能な日時など、必要事項を伝えました。
③ファミリーサポートセンターからの結果連絡
依頼から3日後、ファミリーサポートセンターから着信がありました。後から不在着信に気付いたのですが、そのとき携帯電話の電池残量がわずか10%。
友人と久しぶりに家庭支援センターへ行っているときだったので、直接話を聞きに行ってきました。(家庭支援センターとファミリーサポートセンターは同じ建物内)
私の住んでいる駅は需要に供給が追い付いていないというお話もありましたし、相手宅で預かってくれる人は少ないというお話もあったので、期待はしていませんでした。
それよりも、駅の反対側の1km先の人がもし見つかってしまっていたら・・・ということを考えていました(自業自得)
ノックして入室。きょとんとされてしまいました。直接来る人なんていないのでしょう。
ファミリーサポートセンターの事務所は思っていたよりも狭く、学校の事務員さんが控えているような部屋でした。職員の方が2名ほどいらっしゃいました。
それはさておき、事情を話して結果を教えていただいたところ、自宅から徒歩4、5分の方が見つかったと。
なんじゃそりゃー!やったー!複数候補出したのが良かったというお話でした。ひゅー!和気あいあいムードで(と思っていたのは私だけかもしれませんが)退室。
④事前打ち合わせ
事前打ち合わせは、本番の4日前でした。
相手宅の近くの目印となる建物でファミリーサポートセンターの方と待ち合わせをし、それから一緒に向かうという流れだったのですが、建物の前で待っていたら相手宅の方が迎えにきてくれました。
雨が降ってきたし窓から見えたので来てくれたと!近所だからと気を抜きすぎて、不安定な天気なのに傘を持っていなかったのですが、それも見えたのかもしれません。親切。
娘を預かっていただく部屋での打ち合わせでした。リビングでした。
0歳の赤ちゃんは這いずり回るので、汚なすぎたりすると抵抗あるかなと思っていたのですが(失礼すぎる)、ものすごく綺麗でした。うちよりもずっと綺麗。
まず事前に準備した、私の「事前打ち合わせ記録」と相手の方の「提供会員連絡票」を交換し、続いて自己紹介、連絡先交換などを行いました。15分程度だったと思います。
泣き止ませる方法として、Eテレの「いないいないばあ」と「おかあさんといっしょ」について伝えたら、録画しておいてくれるとのことでした。
打ち合わせが終わるとファミリサポートの方は帰宅。赤ちゃんに慣れてもらうためということで、私はもう15分ほどのんびりさせていただくことに。
預かってくれる方というのは、おばあちゃん世代の方というイメージがあったのですが、想像よりも若くまだ働いている方でした。そして人の良さそうな優しい方で、不安がなくなりました。実際に会うって重要。
⑤依頼当日
いざ家を出ようと思ったときに娘が大量のうんちをしたため、少し遅れてしまいました。ごめんなさい。
相手宅に到着。赤ちゃんが慣れるまで一緒にいてもらっても良いし、玄関での引き渡しでも良いと言われました。特に急ぎの用事があるわけでもないので、少しだけあがらせてもらうことに。
あらかじめ「おかあさんといっしょ」「いないいないばあ」を録画してくれていたので、テレビに集中しているうちに抜け出す作戦にしようという話になりました。
拍子抜けするくらいあっさり成功。
予定は何も決めていなかったのですが、リフレッシュリフレッシュ。この日の目的は私のリフレッシュです。
とりあえず駅前のお寿司屋さんで一人ランチをすることにしました。ビールも。のんびり味わっていたら案外時間が過ぎていて、あっという間にあと45分。
そのあとはカフェへ。一人カフェなんて久しぶりすぎて鳥肌がたちました。カフェラテを頼んでスマホをいじっていただけですが。そうこうしているうちにもう時間。
2時間は驚くほど早かったですが、想像していたよりもはるかにリフレッシュできました。寿司屋とカフェに一人で入るだけで、こんなに開放的な気分になるなんて。
娘を迎えにいくと、預かってくれた方と娘が、丸めたぐちゃぐちゃの紙に囲まれているという異様な光景でした。
娘が紙に興味を示したため、手を切らないようにたくさん丸めてくれていたとのこと。すごい。細かい気づかい。
紙といえば、うちではチャレンジのお試し絵本の半ページがやぶられ、跡形もなく食われてましたよっと。
さて娘は私を見るやいなや泣きだしました。7月に入院した際には、久々の再会時に無視されましたが、今回は泣いてくれました。ちょっと嬉しい。
こどもを預かってくれる方たちは、月に1度 ファミリーサポートセンターに「活動報告書」を提出することになっています。
こどもを預ける側は、都度その「活動報告書」の内容を確認してサインすることになっています。
確認させていただいた「活動報告書」には、何時~何時までXXをやったということが、空きなく書かれていました。
「TV(いないいないばあ)」「ねっころがり」「おむつ替え」「リズムに乗って広告紙を振る」
などです。細かく書かれていて驚きました。また、預かっている間の様子も書かれていました。
「お母様がいなくなったことに気づいていないようにも見えました。特に泣くことも甘えることもなく遊んでいました」
という記載がありました。なんとまあ。
平日の昼間は1時間あたり800円なので、今回は1,600円でした。残念なことに5,000円札しか持っていませんでした。ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
違う部屋にお釣りを探しに行ってくれて、無事支払いは完了しましたが、次から気を付けよう。